転勤に伴い仕事を探すことが多く、ハローワークにもお世話になることが多いです。
手続きや扶養のことなど、「これはどうなんだろう?」と思ったことや実際に行った手続きを記録に残しておきたいと思います。
早めにハローワークへ行こう
2回ほど失業手当をいただいたことがあります。自己都合か会社都合かで、すぐ失業手当がもらえる場合と3ヶ月ほどの給付制限がある場合があります。転勤は突然に…ということが多いのですが、私はありがたいことに待機期間なしで失業手当をいただけました。
私の場合は
- 体調不良で休職⇨傷病手当金を受給⇨そのまま退職⇨失業手当の延長を申請⇨体調回復後待機期間なしで失業手当受給
- 3年間契約満期終了で会社都合となり失業手当受給
というパターンでした。
ただ、会社都合の場合も7日間の待機期間があるので、退職したら早めにハローワークに行くことをお勧めします!
ハローワークでの流れ
ハローワークでの流れを簡単にお伝えすると、
退職⇨ハローワークで手続き⇨雇用保険説明会⇨7日間の待機期間⇨何らかの就活⇨初回認定日⇨失業手当支給
といった流れになります。
今はコロナなので雇用保険説明会はなく、youtubeの動画で内容を確認するだけでした。
なお、自己都合の場合は、失業手当受給までに7日間の待機期間+3ヶ月の給付制限期間があります。3ヶ月の給付制限期間も認定日にハローワークへ行く必要があります。
持ち物は以下です。
- 離職票
- マイナンバーカード(もしくは3cm×4cmの写真)
- ハンコ(認印ではないもの)
- 通帳
市町村によると思うのですが、国民健康保険と国民年金の手続きをする時に離職票を見せてくださいというところもあるので、離職票はコピーしておくといいと思います。
雇用保険受給資格者証には顔写真を貼るところがあります。ただ、認定日ごとにマイナンバーカードを持参すれば写真は不要です。証明写真も決して安くないので、節約できるところは節約してます。
何らかの就活というのはハローワークでの相談や職業訓練の相談も含まれます。会社都合であれば最低2回、自己都合であれば最低3回の活動が必要です。
認定日は4週に1回程度で、認定日から大体1週間位で入金があります。
職業訓練を受講して失業手当を早くもらおう!
自己都合で辞めて、見知らぬ土地でお金も入らない…となると不安でいっぱいですよね。
「就職に有利な資格を持ってないし、中々職探しが厳しいな。」と感じている場合は職業訓練がおすすめです。職業訓練には、失業手当受給対象者を対象とした公共職業訓練と失業手当受給対象外の方も受講できる求職者支援訓練など大きく分けて2種類があります。
・失業手当受給者が対象
・ハローワークを通して申し込み、訓練を受講する必要があると認められる必要がある
・面接試験がある
・待機期間中でも職業訓練に通い始めれば失業手当を受講できる
・訓練が終わるまで失業手当がもらえる
・学校へ通うまでの交通費も支給
・受講料は無料
・テキスト代、資格の検定料は自己負担
・失業手当を受給できない人が対象(失業手当を受給している人も受講できる)
・失業手当は出ない
・条件を満たす人は職業訓練受講給付金をもらえる(交通費も出る)
・受講料は無料
・テキスト代、資格の検定料は自己負担
専業主婦の方で雇用保険の対象でない場合は、求職者支援訓練の受講ができないか相談してみるといいかもしれません。
職業訓練受講給付金をもらえる条件は厚生労働省のホームページに記載されているので確認してみてください。参考までに以下は一部抜粋です。
次の要件を全て満たすことが必要です。
1.本人収入が月8万円以下(※1)
2.世帯全体の収入が月25万円以下(※1、2)
3.世帯全体の金融資産が300万円以下(※2)
4.現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
5.全ての訓練実施日に出席している(※3)
(やむを得ない理由がある場合でも、支給単位期間ごとに8割以上(※4)の出席率がある)
6.世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない(※2)
7.過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
厚生労働省 職業訓練受講給付金(求職者支援制度)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/safety_net/44.html
私が最初に紹介していただいた職業訓練は、経理事務(公共職業訓練)でした。日商簿記2級もしくは3級とWordとExcel(Specialist)の資格を取るための勉強ができる講座です。
資格を何も持っておらず、体調不良で休職していたのでブランクがありました。なので、何か就職に役立つ資格が欲しいと思い受講しました。
半年間受講期間があり、その間失業手当の給付もあったので収入の心配をすることなく勉強に専念することができました。また、通っている方の年齢も様々でしたが受講終了後も時々会ったりする友人もできました。
知り合いを作ることが目的ではありませんでしたが、そんな出会いもあるかもしれないのでおすすめします!
職業訓練の面接
経理事務の職業訓練は面接がありました。
確か面接の会場には50人くらいの人がいて合格したのは24人だったと思います。服装は皆さんスーツでした。
スーツではない人もいましたが、実際に訓練に通うときにはいなかったので不合格だったのかなと思います。
会場は通う場所とは違う学校で、女性2人が面接官、一人ずつ教室に呼ばれて面接を行いました。
覚えている範囲で、ですが
- この職業訓練の受講を希望する理由を教えてください。
- この訓練が何の資格取得を目指す訓練か教えてください。
- 資格を取得した後、どういった職種への就職を希望しますか?
- 休まずに毎日通えますか?
- 意見がぶつかってトラブルが起こった場合、あなたはどうしますか?
という感じのことを面接で聞かれました。
何の資格を取得を目指すかってそんな分かりきったこと聞かれるの…?とちょっとびっくりしましたが割と当たり前のことを沢山聞かれたな、という印象です。
失業手当を受給しながら扶養に入れる?
失業手当をもらっている時って扶養に入れるのかな?と思い調べてみました。
結論から言うと入れる場合と入れない場合があります!(私はギリギリ入れませんでした。悔しい!)
失業手当は働いていた時の3分の2の金額を受給できます。ハローワークで手続きをすると、受給資格者証を受け取りますが、”基本手当日額”の金額が3,611円以下であれば失業手当を受け取りながら社会保険の扶養に入ることができます。
社会保険の扶養は130万円以下というのはよく聞くと思います。
失業手当はまるっともらっても90日や120日だから130万円以下になるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、”継続的にこの金額をもらうとして、年間に換算すると130万円以下になるのか?ならないのか?”が基準なので、3,611円を超えると扶養に入れないことになってしまいます。
扶養に入れるか入れないかで国民健康保険と国民年金を自分で払うかが変わるので大きいですよね。不安であれば、最初の認定日に受給資格者証を受け取る際、ハローワークの方に「扶養に入れる金額ですか?」と聞いてみると安心できると思います。また、会社によって社会保険の適用範囲や条件が異なる場合があると思うので、扶養に入る方の会社にも確認してみてください。
ちなみに給付制限期間中は失業手当の支給がないので扶養に入れます。ただ、失業手当の受給開始が始まり基本手当日額の金額が基準を超える場合は社会保険の扶養は抜けなければいけないので注意が必要です。
ちょっとでも参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!